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「1日2リットル」より大事なこと─40代からの、水との付き合い方

正直に言いますね。
わたし、「水はたくさん飲んだほうがいい」と聞くたびに、なんとなく聞き流してきました。
忙しい毎日の中で、水分補給なんて、いちばん後回しになるものですよね。
朝起きてバタバタ準備をして、仕事や家事を片づけて、気づけば夕方まで水をほとんど飲んでいなかった、なんてこと、正直よくあります。
気づけば飲んだのはコーヒーだけ、なんて日も少なくありません。

ところが最近、40代女性の体と水分の関係についていろいろ調べてみると、これはちょっと侮れないぞ、という話が出てきたんです。

たかが水でしょ?」と思った方、わかります。
わたしも最初はそう思っていました。
でも体の中の水分量というのは、年齢とともにじわじわ減っていくもので、20代のころと同じ感覚のまま過ごしていると、知らないうちに水分不足になっていることが多いんです。

・体内の水分量(20代の目安) 約60%
・体内の水分量(40代以降の目安) 約50〜55%
・水分不足による代謝の変化 目安で数%〜

(数字はあくまで目安として捉えてくださいね……)

え、そんなに違うの?」と思った方、その感覚、正しいです。
たった数%の違いですが、体感としては結構大きいんですよ。
若いころは多少水分を摂らなくても平気だった、という記憶があるぶん、「今も同じくらいで大丈夫」と思い込んでしまいがちなのが、ちょっと厄介なところです。

目次

なぜ40代になると水分が不足しやすくなるのか

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photo by:ODAN

まず一つ目は、「喉の渇きを感じにくくなる」という体の変化です。
加齢とともに、喉の渇きを知らせるセンサーの感度が少しずつ落ちていくため、体は水分を欲しがっていても、本人はそれに気づけない、ということが起こりやすくなります。
「別に喉渇いてないし」と思っている方こそ、実は要注意だったりします。

二つ目は、「筋肉量の変化」です。
筋肉は水分を蓄える役割も持っているので、筋肉量が減ると、そのぶん体に水分を保持しておく力も弱くなってしまうんですよ。
最近ちょっと体力落ちたな」と感じている方、それ、水分保持力の低下も関係しているかもしれません。

三つ目は、ホルモンバランスの変化です。
40代は女性ホルモンの分泌量が少しずつ変わっていく時期でもあり、これが体内の水分調整にも影響してくると言われています。
のぼせやすくなったり、逆に冷えを感じやすくなったり、体温調節がうまくいかないと感じるのは、このあたりも関係しているのかもしれません。

でも私、麦茶とかコーヒーとかはたくさん飲んでるし」という方へ。
実はカフェインを含む飲み物には利尿作用があるため、飲んだ分がそのまま体の水分として残るわけではありません。
むしろ、飲んだ量以上に水分を出してしまっていることも……。
同じ「飲み物」でも、水分補給という意味では、水やお茶とは少し違う働き方をするんですね。

見落とされがちな「乾燥」と「むくみ」の関係

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それから見落とされがちなのが、「乾燥」と「むくみ」が同時に起きる、という現象です。
体に水分が足りないなら、むくみもなくなるはず」と思いがちですが、実際は逆で、水分が不足すると、体はそれを察知して水分を溜め込もうとします。
その結果、かえってむくみやすくなる、ということが起こるんです。ちょっと矛盾しているようですが、体って意外とそういうものなんですよね。

こんな心当たりはありませんか。

・夕方になると足がだるくてパンパンになる
・肌が乾燥しているのに顔はなんとなくむくんで見える
・寝ても疲れが取れた気がしない
・以前より肩こりや頭痛が増えた気がする
・小さなことでイライラしやすい気がする

これ、ぜんぶ水分不足のサインだったりします。
特に最後の「イライラ」、これ、水分だけの問題じゃないと思っていましたが、意外と侮れないみたいなんですよ。

水分をしっかり摂ると、何が変わるのか

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では水分をしっかり摂ると、具体的に何が変わるのか。
整理すると、肌のうるおい・巡りの改善・老廃物の排出・代謝の維持、この4つがつながって良くなっていきます。
血流が良くなれば冷えの改善にもつながりますし、老廃物がきちんと流れれば、むくみや肌荒れの軽減にもつながっていきます。
化粧のノリが良くなった気がする」という声も、案外このあたりから来ているのかもしれません。

一方で、「じゃあとにかくたくさん飲めばいいんだ」というのも、実は少し危険な考え方です。
短時間に大量の水を飲みすぎると、体内の塩分バランスが崩れて、頭痛やだるさ、ひどい場合はめまいのような症状が出ることもあります。
これを「水中毒*1」とって、危険な病気なんです。
「良かれと思って一気に2リットル」というのは、むしろ体に負担をかけてしまうこともあるんです。
何ごとも「たくさん」より「こまめに」のほうが、体にはやさしいようです。

*1:水中毒とは?
短時間に多量の水だけを摂取することで起きる “水中毒(みずちゅうどく)”という病気があります。水分を摂りすぎることで、血液内の塩分濃度が薄まり、貧血のときのように意識が朦朧とする危険な病気です

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水は「飲み物」からだけじゃない

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ちなみに、水分は飲み物からだけ摂るものだと思われがちですが、実は食事からも結構な量を摂っています。
スープや味噌汁、野菜や果物にも水分は多く含まれていて、「今日はあまり飲んでいないな」という日でも、食事の内容によっては意外と水分を摂れていることもあります。
逆に言うと、忙しくて食事も適当、飲み物も適当、という日が続くと、水分不足はより起こりやすくなる、ということでもあります。
ちゃんと食べること」自体が、実は立派な水分補給になっている、というのは、ちょっと意外じゃありませんか。

忙しさを良しにしてきた私達の生活習慣

ここで少し視点を引いてみると、実はこれは「水分不足」だけの話ではなく、忙しさを美徳にしてきた、わたしたちの生活習慣の問題でもあるように思います。
トイレに行く時間すら惜しんで、水分を控えてしまう。休憩する時間がもったいなくて、飲むことすら後回しにしてしまう。
子どものこと、家族のこと、仕事のことを優先しているうちに、自分の体のことはいちばん最後になってしまう。
そうやって積み重なってきた「我慢」が、気づけば体の水分量として、静かに表れているのかもしれません。

「白湯」や「炭酸水」はどうなの?

ここで、よく聞かれる質問にも触れておきますね。
「白湯のほうがいいの?」「炭酸水でもいいの?」というものです。

結論から言うと、どちらでも大丈夫です。
白湯は体を内側から温めやすく、冷えが気になる方には相性がいいですし、炭酸水は満腹感を得やすいので、間食を減らしたい方には向いています。
大事なのは種類より「続けられるかどうか」。冷たい水しか飲めないという方が、無理に白湯を頑張る必要はまったくありません。
自分が「これなら続けられそう」と思えるものを選ぶのが、いちばんの近道です。

じゃあ、どうすればいいのか

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じゃあどうすればいいか、という話ですが、特別なことをする必要はありません。地味な話をしますね。

・朝起きたらまずコップ一杯
・食事のたびに、水も一口多く
・喉が渇く前に、少しずつこまめに
・カフェインの飲み物を飲んだら、水も一杯足す
・寝る前にも、コップ半分ほど

この5つだけで十分です。拍子抜けした方、わかります。
でもこれが本当に効くんです。
サプリや高機能な水にこだわるより先に、「こまめに、少しずつ」という当たり前のことのほうが、案外、体を変えてくれたりします。
目安としては、一度にたくさんではなく、100〜150mlくらいを1日に何回かに分けるくらいが、体にとってはちょうどいいと言われています。

まとめ

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photo by:ODAN

ただ──これは私自身も感じることなんですが──
「自分のために一杯の水を飲む時間をとる」ということに、まだどこかで後ろめたさを感じてしまう瞬間があります。
家族のため、仕事のためにと動き続けてきた分、自分のことを後回しにする癖が、こんな小さなところにも出ているのかもしれません。

一杯の水を飲むことが、そのまま「自分を大切にする時間」になる。そんなふうに思えたら、なんだかいいですよね。

完璧を目指さなくて大丈夫です。
毎日2リットルきっちり飲む、なんて頑張らなくていいんです。
今日、この記事を読み終えたら、まず一杯。
それだけで、もう十分な一歩です。
明日は、もう一杯だけ飲む水が増やせたら、それで充分。

……そう思えるようになるまで。
少しずつでいいので。
今日のコップ一杯から、始めてみませんか。

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この記事を書いた人

Webライターの脇田です。
主に温活・腸活をはじめ、健康や暮らしに関する記事を執筆しています。
読んだ人が「自分のことかも」と感じられるような、読者目線に寄り添った記事づくりが得意です。
読者に役立つ情報をわかりやすく届けることはもちろん、企業やサービスの魅力もしっかり伝え、その先の売上や成果につながる記事を目指しています。。

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